家族葬 | セレモニーガイド

家族葬

◆家族葬とは

「家族葬」は、最近注目されている葬儀形式の1つです。文字通り、故人の家族を中心にして、より近しい人のみで行われる少人数の葬儀です。よく勘違いされるのは、「家族葬は『密葬』と同じでしょ?」、という考え方が、厳密に言うとこの2つは同じではありません。確かに、身内を中心に少人数で行われることは共通しているのですが、明確な違いがあります。

密葬は、あくまで、やむを得ない事情により少人数で行われる葬儀のことを指します。例えば、人気著名人が葬儀の混乱を避けたい場合や、何らかの事情があり、亡くなったことをあまり知られたくない場合、です。また、密葬では、執り行われた後日に、大人数向けの「本葬式」が行われることも違いの1つです。家族葬は、本葬式はありません。

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さて、家族葬の人気が高まっている理由は、主に3つのメリットがあるためです。

・少人数なので個人の想いをより反映できる
・費用を抑えられる場合がある
・参列者をもてなす必要がない

参列者を多く招くと、どうしても準備や気遣いで忙(せわ)しなくなってしまい、ゆっくりと故人を偲ぶことが難しくなります。また、会食や段取りにかかる費用や時間の負担も、決して軽いものではありません。従来の葬儀においてデメリットと感じられるような、これらの負担をカバーしているのが家族葬なのです。

◆家族葬の流れ

では、家族葬の流れについて、順を追って見ていきます。

①家族葬を取り扱う葬儀会社へ連絡
亡くなった後、家族葬をプランとして取り扱う葬儀会社に、電話で連絡します。故人がいる場所(病院や自宅など)にもよりますが、連絡をしてから30分~1時間で迎えが来てくれます。

②寝台車で安置所へ
寝台車に故人を乗せ、安置所へ移動します。安置所とは、一時的に遺体を保管する専用の場所を指しますが、家族や親族が「自宅に置いてあげたい。」と希望した場合は、自宅が安置所となります。(病院での遺体安置はできません。)また、法律により亡くなってから24時間以内は火葬ができないことになっているので、安置場所は必ず要ります。
遺体の安置に必要な準備(ドライアイスやロウソクなど)は、ほとんどの場合、葬儀会社が用意してくれます。

③葬儀会社との打ち合わせ~納棺
葬儀終了までの流れや、スケジュールについての細かい打ち合わせをします。その後、着替えや死に化粧などで外見を整えて、故人を納棺することになります。納棺は、故人の体に直接触れることができる最後の機会ですので、家族・親族の方も立ち会うのが通常です。

④通夜・告別式
寝台車にて、葬儀場へ故人を搬送し、通夜が行われます。通常、告別式は通夜の翌日に行われますが、最近は2日間日程が取れず、告別式に出席できない人のために、簡易的な“別れの儀式”が設けられているプランもあるようです。また、告別式中、もしくは告別式後に、初七日法要を繰り上げて行うこともできます。

⑤出棺~火葬
葬儀場から火葬場まで、寝台車で故人を搬送し、家族と合流します。約1時間で終える火葬の後は、収骨(お骨上げ)を行います。この際に必要となる遺影写真や位牌については、葬儀会社が準備してくれるのが一般的です。そして、葬儀会社への支払いや僧侶へのお布施など、それぞれの手続きが済めば、家族式は終了となります。

ご覧の通り、「家族葬」という独特の名前はついているものの、葬儀の流れは、一般的な葬儀とほとんど変わりません。ただ、家族や身内が中心であるため、自由な形式で催しやすい点は大きな特徴の1つです。

◆家族葬の費用(相場)

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気になる家族葬の費用ですが、葬儀会社や参加人数によって大きくことなります。ですので、「○円です。」とはっきり断定することは難しいのですが、相場としては、40万円~50万円というプランを用意している葬儀会社が多いようです。

もちろん相場ですので、40万円以下のものや中には、100万円を超える家族葬のプランもあります。後者は、「身内だけで行いたいけど、できるだけ豪華にしたい。」という人に選ばれるプランです。

◆家族葬のデメリット

家族葬のメリットについては、先ほど紹介しましたが、デメリットもあります。

・費用が通常の葬儀と変わらない場合もある
・周囲の理解が必要
・葬儀後の訪問者対応が大変

の3つです。

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家族葬だから・少人数で行うから、100%安いというわけではないことを知っておきましょう。理由は、先ほども説明したように、プランや葬儀会社によって一律ではないからです。また、家族の中には、「故人のためにも、生前親しかった人をできるだけ招いてあげたい」という想いを持っている人もいるでしょう。周りの理解を得るために、話し合いで折り合いをつける必要があります。

3つ目についてですが、家族葬だとお知らせをしていても、葬儀当日に「参列させていただけませんか?」と訪ねてくれる人や、葬儀後、自宅に弔問してくれる人もいます。まさか、「いえ、結構です。」と断るわけにはいかないので、お礼や気遣いの対応が大変なこともあるでしょう。

◆家族葬のまとめ

家族葬以外にも、従来の葬儀よりも簡素化された葬儀はいくつかあります。費用や手間の面で、次第に便利になりつつあるお葬式の形式ですが、大切なのは“亡くなった人を弔う想い”です。費用や形式にこだわり過ぎず、この点を大事にしながら、最適な葬儀方法を選択しましょう。

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