十三回忌はいつやるの?食事の準備はどのようにすべき?

十三回忌は個人の命日から10年以上が経っていますから、今まで段取りを行っていた方ではなく、別の方が準備を行うケースもあるはずです。
法要の段取りを行った経験がある方なら良いですが、始めてだと「いつやるべきなのか」「食事はどうすべきなのか」悩む方もいるでしょう。
そこで今回は十三回忌の概要や時期、食事の準備について解説します。命日から10年以上経っていても大切な日であることは変わらないはずですから、トラブルが起こらないよう、事前にしっかりと段取り等を把握しておきましょう。
十三回忌の概要と時期について
ではまず、十三回忌の概要と執り行う時期についてから解説します。
十三回忌はいつ執り行うのか
十三回忌は故人の命日から十三年目に執り行うと勘違いしやすいですが、そうではなく十二年目に執り行います。たとえば、2022年4月1日が命日であれば、2034年4月1日が十三回忌を執り行う日です。
七回忌くらいまでは数えなくても覚えていられることが多いですが、命日から10年以上経っていると、改めて命日から計算する場合もあるでしょう。その際、間違えて十三年目と思ってしまうと、気がついたころには十三回忌の時期を過ぎていたなんてことになりかねないので注意が必要です。
十三回忌を行う日が平日であり参列者の都合が合わない場合は、直前の土日や祝日に行うこともあります。また、故人の命日から十年以上が経つと、法要の回数が増えていく場合もあるでしょう。そのような場合、七回忌以降は他のご先祖様の法要と十三回忌を一緒に執り行うことも可能です。
12回目の十三回忌の法要をする理由
仏教宗派の場合、三十三回忌を迎えたら弔い上げとなる場合が多いものです。そのため、十三回忌が必要なだけでなく、その後は十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌と4回執り行うことが多いでしょう。
ただし、他の宗教や家族のしきたりでは五十回忌または百回忌まで執り行うこともありますので、十三回忌の際に、何回忌まで行うのか確認しておいたほうが良いかもしれませんね。
ちなみに、十三回忌はこれまでより規模が縮小され家族のみで執り行うことが多くなっています。
十三回忌の挨拶や香典は?
では次に、十三回忌の挨拶や香典について解説します。
十三回忌の進行
十三回忌の進行はこれまでとほぼ同じです。まずは僧侶に読経してもらい、故人と関係が深い方からご焼香、僧侶による法話を聞いたら、僧侶が退場して終了となります。法要はここまでで、その後は解消・お墓参りとの流れが一般的です。
十三回忌の挨拶
十三回忌の挨拶についても七回忌までと大きく変わる点はありません。僧侶が読経を始める前に、参列者に対して感謝の気持ちを伝えます。この際、故人の戒名でも故人の本名でもどちらでも構いません。七回忌以前とあわせると良いでしょう。
十三回忌の香典はいくら必要か
十三回忌の香典は祖父・祖母の法要なら、会食なしの場合で5,000~10,000円、会食ありで10,000~20,000円が相場です。父・母・義父・義母の場合で会食なし10,000~30,000円、会食ありで20,000~50,000円が相場ですので参考にしてください。
十三回忌の食事の準備はどのようにすべき?
十三回忌の際の会食も七回忌以前と大きく変わる点はありませんが、始めて段取りする方のいるはずですので、ポイントをまとめておきます。
法要の会食は「御斎(おとき・おとぎ)」と呼ぶ
法要を行う際、喪主が僧侶や参列者に振る舞う食事のことを「御斎」と言います。
法要後の会食は必須ではありませんが、行わないのであれば引き出物の中にお弁当を含めると良いでしょう。会食がない場合、さまざまな意見がありますが、参列者の予定を考えると会食のありなし、弁当のありなしは案内状に記載しておくことをおすすめします
会食の場所はできれば十三回忌を行った場所が良い
参列者の移動の手間を省くことを考えると、会食は法要を行った場所でそのまま行うのが良いでしょう。
そうなると自宅で行うことになるでしょうが、自宅に会食を行うスペースがなければ、近くのホテルやレストラン、料亭などでも構いません。
自宅以外で行う場合は事前に予約をとっておく
レストラン等で会食を行う場合は事前にお店の予約をとっておきましょう。まず十三回忌の日付が決まった時点で、だいたいの人数で仮予約をとります。その後、出欠をとったら正しい人数で本予約をとるのがおすすめです。
その際、万が一急に欠席になった人が出たときのことを考えて、キャンセル料を確認しておきましょう。いつまでなら無料なのか、いつから有料なのか、有料ならいくらかかるのかをお店側に聞いておいてください。
また、法要の前日になったら、念のためきちんと予約がとれているか確認しておきましょう。確認がとれたら、当日はよろしくお願いしますと一言伝えておくと親切です。
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