十七回忌の概要は?食事の内容はどんなものにすべきなのか | セレモニーガイド

十七回忌の概要は?食事の内容はどんなものにすべきなのか

十七回忌の概要は?食事の内容はどんなものにすべきなのか

十七回忌の概要は?食事の内容はどんなものにすべきなのか
十七回忌となると、命日からかなりの年月が経っています。法要の段取りを行う方が変わる場合もありますから「どんな準備をすれば良いの?」「食事の内容はどうすればいい?」と悩む場合もあるでしょう。

そこで当記事では、十七回忌の概要や執り行う時期、会食の食事内容などについて解説します。十七回忌の準備が必要な際の参考にしてください。

十七回忌の概要と時期

すでにご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、まずは改めて十七回忌の概要について解説していきましょう。

十七回忌を執り行う時期

十七回忌というと、命日から17年目に執り行う法要と思うかもしれません。しかし、実際は個人の命日から16年目に行う法要です。

たとえば2022年4月1日が命日だとすると、2038年の4月1日に執り行うのが十七回忌となります。段取りを行いなれていない、法要に参列しなれていない場合、17年目に行うものだと勘違いしやすいので注意してください。

ちなみに、命日が4月1日だからと言って、必ずしもその日に執り行わなければいけないわけではありません。平日で家族、親族などの都合が合わない場合は直前の土日祝に行う場合もあります。

また、十七回忌になると故人の数が増え、立て続けに法要を執り行わないといけないケースもあるでしょう。そのような場合、ご先祖様と一緒に法要を行うことも可能です。

16回目の十七回忌の法要をするのはなぜ?

16回目の法要ともなると「本当に必要なの?」「家族のみでも良い?」と思う方もいるでしょう。

宗教や家族のしきたりによっても異なりますが、仏教宗派では三十三回忌を持って法要を終了とする場合が多いものです。そのため、基本的には十七回忌は必要となります。

ただし、家族のみや親族のみの参加とすることは構いません。もちろん親しい方も参列して構いませんが、必ず参列しなければいけないというわけではありません。

十七回忌の挨拶や香典について

では次に十七回忌の挨拶や香典はどうなっているのか見ていきます。

十七回忌の進行

十七回忌の進行は十三回忌以前の流れとほぼ同じです。代表となる人が挨拶を行い、僧侶が読経を始めたら、近しい人からご焼香を行います。最後に僧侶のお話を聞き、法要はそこで終了となります。その後、会食やお墓参りを行うというのが、十七回忌の一般的な流れです。

十七回忌の挨拶

十七回忌の挨拶についても、十三回忌以前と特に変わる部分はありません。挨拶の後、僧侶が読経を始めますので、法要スタートの合図のような役割があります。参列者へ感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。この際の呼び名は故人の戒名または本名となります。

十七回忌の香典はいくら必要か

十七回忌の香典は祖父・祖父母が故人なら10,000~30,000円程度、それ以外が10,000円程度が相場です。汚れたりシワがついたりしたお札は使用せず、新札を真ん中で二つ折りにしたものを包むのが基本となります。

十七回忌の食事の内容は?

十七回忌の法要のあとの会食は必須ではありません。もし行わないのであれば、弁当を引き出物と一緒に渡すと親切です。

では会食を行うとなった場合、どんな内容にし、どんな準備を行えば良いのでしょうか?

仕出し弁当を用意するのが一般的

十七回忌の食事内容は十三回忌以前とほぼ同じです。仕出し弁当などを利用するのが一般的ですが、注文する際は「法事で提供すること」を伝えておきましょう。

そうしないと、弁当の具材に十七回忌にふさわしくない具材を入れられてしまう可能性があります。たとえば、鯛や伊勢海老などは通常「おめでたい席」でふるまわれるものであり、十七回忌には適していません。

そのほかにも避けた方が良い具材はありますが、自分で把握するのは難しいですから、法事であることをお店に伝えておくことが手っ取り早くて安心です。

仕出し弁当以外を用意する場合は、洋食ではなく和食を選ぶようにしましょう。

食事の値段はいくらが妥当?

十七回忌で用意する食事の値段は内容や作ってもらうお店によってことなるため、相場は3,000~10,000円/人と少し幅広くなっています。

家族だけであれば3,000~5,000円、故人が食にこだわりがある場合は7,000~10,000円になるケースが多いようですが、基本は十三回忌以前の食事金額にあわせれば良いでしょう。
食事はあらかじめ予約をしておく
十七回忌の当日になって食事を用意すると、数が足りなかったり時間に間に合わなかったりしますので、必ず事前に予約しておいてください。

法要の日程が決まった時点で仮の予約をとり、出欠をとって正式な参加人数がわかった事前で正式な予約をとることをおすすめします。

急なキャンセルが発生したときのために、キャンセル時のルールやキャンセル料についても事前に確認しておいたほうが良いでしょう。念のため、十七回忌の前日に予約がとれているか確認してください。

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